ネクタイには、相手に対する気持ちをこめる。
(ブルガリ)
親愛なる君に

女性は、男性のネクタイをよく見ています。
「中谷さんの〈パーのネクタイ〉は、どこのネクタイですか?」
というメールをいただきました。
〈パーのネクタイ〉とは、ネーミングがいいですね。
紺地に黄色で、手のひらのプリントが入っているネクタイのことです。
ブルガリのネクタイです。
正式名称は、「マニ・アル・ヴェント」です。
僕は、ブルガリのネクタイが、大好きで、
ブルガリがネクタイを作り始めたいちばん最初のピエロのから、
たくさん持っています。
厚みも長さも、普通のネクタイを3本しているくらいのボリュームがあります。
パーのネクタイには、僕は3つの意味を感じています。
1.拍手。
2.握手。
3.挨拶。
手のひらには、凄い力があるということですね。
相手にエネルギーと敬意を送るものであり、
自分に気合を入れるものでもあります。
ベストを着たり、ジャケットのボタンを留めたりすると、
チラッとしか見えないネクタイですが、
大切なお守りですね。
だから、今日するネクタイを、一生懸命、選びます。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君と会う時も、一生懸命ネクタイを選びます。