あだ名の数だけ、愛されている。
あだ名の変遷
親愛なる君に

名前がらみ以外のあだ名で、
その人がどれくらい、みんなにかわいがられているかがわかります。
あだ名は、変遷していきます。
小学校の先生には、「ハナクロ、答えろ」と指名されていました。
鼻が高いせいで、鼻の下に影ができるからだと言い訳しますが、
いつも絵の具で絵を描いていたので、
絵の具が鼻についていたせいです。
ソフトボールのチームに入るようになって、
「ハナクロ」は、「ハナヂ」に変わりました。
ファウルチップを鼻に当てて、鼻血を出した時からです。
やがて「アゲパン」に変わりました。
僕のグラブが、アゲパンみたいなこげ茶色だったからです。
ソフトボールのチームの中では、
名字では呼び合いません。
田舎なので、似たような名字や親戚が多いからです。
「中谷」と呼ぶだけでは、どっちの中谷だかわからないからです。
ピッチャーも、キャッチャーも池側君でした。
商店街のチームだったので、みんな屋号や業種で呼ばれていました。
「呉服屋」「ガラス屋」「ふとん屋」といった具合です。
僕は、家がスナックをしていたので、店の名前で「ボンジュール」でした。
名前がらみ以外のあだ名ばかりというのが、いいですね。
[検索くん]で「鼻血」を検索したら、6件もあった。
「鼻血」には、関心があるようです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
鼻血を出した時の君も、好きだよ。