4番バッターを集めたドラマは、演技派が集まるドラマに、かなわない。 (『天才柳沢教授の生活』『HR』) |
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親愛なる君に ドラマは、2通りに分かれてきましたね。 「巨人型」と「ダイエー型」。 4番バッターをたくさんそろえるタイプと、 演技派でがっちり固めるタイプです。 僕は、ダイエー型のドラマが好きです、 このクールでは、『天才柳沢教授の生活』と『HR』が、ホームランです。 『ヒーロー』スタッフチーム対『古畑任三郎』スタッフチームです。 編集の面白さと、シットコムの面白さという、 2つのテレビドラマの面白さの可能性を見せつけられました。 水曜日のフジテレビは、夜9時からと11時からの二度おいしい。 『天才柳沢教授の生活』は、実写版が難しい女流マンガ家の作品を、 見事にドラマにすることに成功しました。 松本幸四郎さんと小日向文世さんというキャスティングには、やられた。 『HR』は、夜11時から、30分枠という冒険に、やられた。 これは「大人のサザエさん」なのです。 「三谷さんの新番組は、まだ放送、始まらないのかな」 と、11時台のテレビ欄を見落として、「3回目にして初めて見た」という人 (それは、僕でした) がいたとしても、これは水曜日の夜11時の30分枠で正解でした。 ダークホースは、NHKの『春が来た』でした。 仲代達矢さんと西田敏行さんが、コメディを始めたら、 三谷さんの強敵になりますね。 中谷彰宏拝 P.S. 『HR』の戸田恵子さんのお父さんが学校にたずねてくる という設定で、松本幸四郎さんが友情出演するに違いない と僕はにらんでいますが、どうですか、三谷さん。 |