スピーチは「15秒まで」にすると、楽しい。 （中島薫さん）

親愛なる君に 中島薫さん主催のボウリング大会に、参加してきました。 ボウリングも楽しかったけど、驚いたのは、 試合が終わってからの「ハロートークタイム」でした。 参会者が全員、マイクの前で15秒のスピーチをするのですが、 これが、素人なのに、実にうまいのです。 笑いをとるし、オチもあるのです。 普通、サラリーマンが集まって、全員スピーチというと、一気にだれてしまいます。 だから、僕は、スピーチタイムは好きではないのです。 でも、この日のスピーチタイムは、ちっとも退屈ではありませんでした。 「昨夜、コンタクトレンズをつけたまま寝てしまって、 オマケに朝、子供に指を目の中に突っ込まれて、目がよく見えないせいで……いい成績が出ました」 と、赤い目で、笑いをとっていました。 「今日、ベッドに入って、ボウリングと人生について、考えたいと思います」 これも、見事なコメントです。 それが、わざわざ家で考えたきた感じでもなく、アドリブなのです。 ボウリング場のような開放した場所で、 ざわざわしたところでのスピーチは、かなり難しいのです。 一生懸命聞いて、一生懸命笑う聞き手も、立派でした。 結婚式のスピーチも「15秒以上禁止」にすると、きっといいですね。 「大阪では、もっと笑えますよ」 と中島さんがおっしゃってました。 さすが、中島ファミリーは、エンターテイナーの集まりです。 ボウリングも楽しいけど、「ハロートーク」を聞くために、 また参加するのが楽しみです。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中谷彰宏拝 P.S. 結果は、2ゲームで「384点」。 200人が参加して、男子で5位でした。