机にうつ伏せで寝れるので、どこででも熟睡できる。
親愛なる君に

もうひとつの寝方は、うつ伏せです。
1人で寝る時は、たいてい、うつ伏せで寝ています。
ボウリングの練習を終えて、ハリにいくと、
「それでは、うつ伏せになってお待ちください」と言われます。
先生が来るまでの5秒間に、僕は、うつ伏せのまま、熟睡してしまいます。
ベッドのない勉強部屋で、寝るようになって、
ソファーでも、寝なくてすむようになりました。
机に、うつ伏せになって、寝れるようになったのです。
(肝臓に負担がかかるので、良い子のみんなはマネしないでください)
人間、慣れれば、何でもできるようになるものです。
うたた寝ではなく、本寝を、机でうつ伏せになってできるのです。
机でうつ伏せになって寝るのに慣れてしまったので、
東京に来て、ベッドで寝るようになっても、うつ伏せで寝ています。
僕は、ボタンのあるパジャマは苦手です。
うつ伏せで、ベッドにめり込むように寝るので、
ボタンが、胸に当たって痛いのです。
それくらい、うつ伏せでめり込むように寝ています。
机でうつ伏せになって寝れる特技は、サラリーマンになって活かされました。
仕事が忙しくて、自宅には着替えにしか帰れなかったので、
会社でいつも寝ていました。
机にうつ伏せになれば、どこででも熟睡できたことは、
サラリーマン時代に、僕が睡眠不足で倒れずにすんだ理由でした。
我が家では、僕がうつ伏せに寝るかわりに、オードリーが
仰向けに寝ています。
石川ひとみさんの「うつぶせ」も、大好きです。
(それは「まちぶせ」やんか)

                        中谷彰宏拝
P.S.
うつ伏せでも、ちゃんと抱きしめて寝るよ。