宝塚は、男役が女役すると、やけにいい。
(宝塚月組『長い春の果てに』)
親愛なる君に

宝塚月組『長い春の果てに』『With a Song in my Heart』を、観て来ました。
いつもながら、宝塚の楽しみ方を、またたくさん発見しました。

1.意外な場所で、意外な衣装で、ダンスを踊る意外性。

解剖室で、手術技を着たまま踊るのが、やられました。
ブラックライトで、白が浮かび上がる演出も、やられました。

2.男役の女役がいい。

男役は、男役しかしないわけではありません。
『With a Song in my Heart』では、湖月わたるさんのおとぼけ女の子の
ダンスが、娘役のダンスとは違う切れ味で、やられました。
紫吹淳さんのチャイナドレスに黒髪ショート女性も、
宝塚の中で、新鮮でやられました。
『長い春の果てに』の大空佑飛さんの女性役も、やられました。

3.ラインダンスは、席も揺れる。

最初、地震かと思いましたが、リズムのある地震でした。

4.スカーレットの階段を歩こう。

エスカレベーターもありますが、階段を。
しかも、できれば、真中を歩きましょう。
入りすぎて、転げ落ちないように。

5.公演中の役者さんのお誕生日をチェック。

僕が行った日は、ちょうど紫吹淳さんのお誕生日でした。
こういう日にはアドリブがあるので、得した気分。
宝塚でアドリブを許されるのは、お誕生日と千秋楽だけです。
お芝居を観るというのは、楽しみ方を見つけるということなんですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
6.ラインダンスの中でも、ちゃんと目立つ若手もいます。

君は、誰が印象に残った?