原宿を、ナウマン象が歩いていた。
(古代史オタク)
親愛なる君に

関東大震災があった時、僕の住んでいる南青山一帯は、
被害が小さかったそうです。
このあたりは、関東ローム層の固い地層があることが、
被害が小さかった理由です。
そのために、同潤会アパートがつくられて、
震災に遭った人たちに、住宅が供給されたのです。
みなさんの地域は大丈夫ですか。
震災対策として、できることが2つあります。

1.震災グッズを用意しておくこと。
2.関東大震災の時、自分の家や会社のある地域が、
  どういう被害が出たかを調べて、地質の特徴を調べること。

そうすれば、危機管理する実感がリアルにわいてきます。
危機管理をするためには、このリアルな実感を持つことが大切です。
家を選ぶ時、基準としては、
古代人が住んでいたところを選ぶのが、間違いない。
古代人は、数千数万年単位で、いい場所を選んでいるからです。
渋谷には、縄文時代の古墳や遺跡がたくさんあります。
東急本社や代々木八幡神社などから、遺跡も見つかっています。
原宿駅の南にかかっているダフ屋の名所の神宮橋のたった20メートル
下から、ナウマン象のまるまる1頭分の化石も見つかっています。
原宿にナウマン象が歩いていたなんて、面白いですね。
仁徳天皇陵のそばで育った僕は、古代史オタクです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
近所の古代史の話を、今度してあげよう。