ゆずのお風呂は、どうして温かいんだろう。
(由布院玉の湯)
親愛なる君に

毎年、この季節になると、由布院玉の湯の溝口薫平さんが、
湯布院名産のゆずを送ってくださいます。
溝口さんは、本をお送りするたびに、直筆で、しかも筆書きで、
お礼状をくださって、こちらのほうが恐縮してしまいます。
溝口さんは、一流のカメラマンでもあるので、
送ってくださる四季折々の湯布院の風景の写真も素晴らしい。
ゆずと一緒に、できたての手作りゆずジャムが、入っています。
ちょうど、日光金谷ホテルのパンを買ったところだったので、
「由布院玉の湯ゆずジャム+日光金谷ホテルパン」
という豪華コラボレーション朝食をいただくことができました。
さて、ゆずをどうするかと考えた末、
最も贅沢な楽しみ方をしました。
お風呂に、浮かべたのです。
湯布院のゆずのおふろに入った僕は、
ジャムになったような幸せな気分でした。
お風呂のお湯を飲んでしまいたいくらいの気分でした。
一瞬、湯布院にワープしていました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
お風呂から上がってからも、しばらくゆずを浮かべていました。
よかったら、入りますか。