僕がしていることは、心に訴える第5次産業なんだね。
親愛なる君に

僕たちの子供の頃は、社会の教科書に
第1次産業、第2次産業と書かれていました。
第3次産業は、サービス業と書かれていました。
大阪では、ほとんどの家が商売をしていたので、
「うちも、3次産業なんだな」と思っていました。
そうこうするうちに、第4次産業が生まれました。
3次産業が、肉体を使ったサービス業であるのに対して、
4次産業は、知恵を使う「知識産業」なのです。
そのほうが、さらに付加価値が高いのです。
すると、「僕がやってることは、4次産業なんだな」と思いました。
そうこうするうちに、第5次産業が生まれました。
4次産業が頭に訴えるのに対し、5次産業は心に訴える「情緒産業」なのです。
すると、「やっぱり僕が今していることは、5次産業なんだな」と
気がつきました。
僕は、本やホームページを通して、知識や知恵を提供しているだけではなく、
心に訴えているんだなと、再認識しました。
そして、そうこうするうちに、もっと進化するかもしれません。

                        中谷彰宏拝
P.S.
僕が君にしていることも、心にサービスできてるかな。