障害者の方とも、一緒にスポーツを楽しめる。
(視覚障害者ボウリング大会)
親愛なる君に

視覚障害者の方によるボウリング大会が、
東京・王子のサンスクエアボウルで開催されました。
日本だけでなく、海外からもあわせて30人が、参加しました。
今年6月には、フィンランドで、第1回世界大会も開かれて、
日本の青松利明選手が、二つも銅メダルを獲得されているのです。
レーンの横に手すりがあるだけで、
見たところ、競技方法は、ほとんど変わりがありません。
残りピンは、競技役員が付き添って伝えます。
手すりのあるボウリング場は、国内に8か所あるそうです。
来年は、アジア8か国から選手を招いて、国際大会をする予定です。
宮崎県から参加した福田安男選手は、1ゲーム目で、いきなり186点。
この方は、64歳で、一般でもシニア部門ですから、
これはかなりの実力です。
この日のために、練習されてきたのです。
「視覚障害者の方は、スポーツなんてムリ」というのは、誤解です。
ちょっとした工夫で、できるスポーツはたくさんあるのです。
視覚障害者の方だけで楽しむのではなく、
いろんな人と一緒に楽しめるのがいいのですね。
車椅子のダンス大会もあることを知りました。
僕は、ボウリングやダンスをしているおかげで、
こういう楽しみ方もあるんだということを、いろいろ教えられます。

                        中谷彰宏拝
P.S.
好きなことをしていると、いろいろ勉強になるね。