熱い心があれば、ちっちゃい字の中に宝物が見つかる。
(イベント情報)
親愛なる君に

「講演やトークショーやイベントは、ないんですか?」
と、よく聞かれます。
講演は、1年に約150回を、10年間していました。
それを一区切りに、今度は別の形のものをしてみようと思って、
今は、ほとんどの講演をお断りしています。
ホームページのイベント情報でも、「今のところ、予定はありません」
と書いてありますが、
実は、こっそり、やったりしています。
この間も、下北沢にある映画館「シネマ下北沢」で、
短いトークショーに行ってきました。
映画「異形ノ恋」の休憩時間に、監督の堀井彩さんとの対談です。
ごめんね、ホームページには、あえて紹介しませんでした。
映画館に置かれたチラシと、
「ぴあ」のちっちゃい字での情報しかありませんでした。
ちなみに、FAXで送ると、つぶれて読めない小ささでした。
その下の段の「りんごマン」(謎?)という字のほうが、
ふたまわりくらい大きい字でした。
40人くらい入るといっぱいの映画館で、
15人くらい集まりました。
しかも、そのうち半分以上は関係者です。
僕が感激したのは、7、8人も、「ぴあ」のちっちゃい字を見つけて
駆けつけた人がいるということです。
しかも、そのうちの1人の男の子は、
6時15分からの15分間のトークショーのために、
2時から来ていたとのことでした。
情報は、文字の大きさでも、インターネットだけでもないことを、
あらためて再認識させられました。
熱い心があれば、ちっちゃい字の中にも、宝物がありますね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
映画「異形ノ恋」と監督の堀井彩さんについては、
明日お話します。