僕の将来の夢は、変身モノの謎のヒーローになること。
親愛なる君に

「将来の夢は、なんですか?」
と、よく聞かれます。
僕が子供の頃になりたかったのは、
マンガのヒーローでした。
中でも、変身モノです。
ふだんは普通の小学生が、
いざという時、ヒーローに変身して敵と戦う。
好きな女の子がいて、その子は、ヒーローに助けられて以来、
ヒーローのことが好きになる。
でも、そのヒーローは、自分が変身したのだということを、黙っている。
だんだん、彼女は、その秘密に、気づきはじめる。
最終回で、とうとう、その秘密に気づく……。
という設定が、僕の小学生時代の将来設計でした。
それは、今でも変わりません。
変身モノの謎のヒーローが、僕の将来の夢です。

                        中谷彰宏拝
P.S.
僕の正体に気づいた時の君の顔を見るのが、僕の楽しみです。