文章は、人を裸にする。
(編集者の部屋)
親愛なる君に

僕は、本を作る時、
編集者のキャラクターをいちばん大切にします。
出版社のキャラクターよりも、
編集者のキャラクターに合わせた本を作っています。
ホームページの[編集者の部屋]を見ると、
編集者のキャラクターが、よくわかります。
書いている内容だけじゃなくて、
文体から、その人の素顔を見ることができます。
書かれたものを見て、あの人は、こういう文章を書く人なんだ、
と、改めて発見することもあります。
話している声と、歌う声が違うように、
話し方のほうが、ごまかすことができます。
文章は、裸です。
素顔・素肌を隠すことができないのが文章なのです。
[編集者の部屋]は、編集者の裸の部屋なのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の、電話での話し方と、メールの文体とちょっと違うところも好きです。