いいほうを基準に、メーミングを考えよう。
(動脈の硬さ)
親愛なる君に

坪田先生に調べていただいたら「動脈の硬さ年齢」が、20歳だった
というのを、みんなに自慢していたら、
あることに、気づきました。
「動脈は、硬いほうがいいですか?」と言う人がいたのです。
もちろん「動脈硬化」という病気があるくらいですから、
動脈は、柔らかいほうがいいのです。
だから「動脈の硬さ年齢」ではなくて、
「動脈の柔らかさ年齢」が正しいのです。
「動脈の硬さ年齢」というのは、悪いほうを基準にしています。
「ゴキゲン」がポリシーのアンタイエイジングとしては、
ハッピーなほうを基準にした名称にしたほうが、きっといいですね。
「セックスの強さ年齢20歳」というのと、
「セックスの弱さ年齢20歳」というのでは、
同じことでも、ずいぶん印象が違います。
今までは、やっぱり具合が悪いことを基準に
医学が進んできた名残ですね。
こういう呼び方って、ささいなことだけど、
意外に、健康医学で大事なことですよね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
「骨密度」という言葉があるなら「愛密度」という言葉があってもいいね。
「二人の骨密度」というのも、色っぽくていいね。