好きなものの呼び方で、愛情がわかる。
(川島なお美さん著『愛して、愛して、癒されて』)
親愛なる君に

川島なお美さんの『愛して、愛して、癒されて』(朝日出版社)を、
読みました。
ミニチュア・ダックスのシナモンちゃんとのお話です。
川島さんのワンコへの愛情を、感じました。
読んで、大きな発見がありました。
僕は、犬のことを「イヌ」と言ってないことです。
犬のことは「ワン」、
猫のことは「ニャー」、と呼んでいることに気づきました。
これは意識して呼んでいるのではなく、気がついたらそうでした。
だから、オードリーの本『犬を飼うと、恋人ができる。』を声に出して読むと、
『ワンを飼うと、恋人ができる。』なのです。
こういう呼び方って、けっこう、基本的な考え方なんですね。
僕は、サービスの本を書く時は、必ず、「客」「お客」「お客さん」ではなく、
「お客様」と書いています。
サービスの本で「客」と呼び捨てにしている人って、
実際、サービス業をしたことがない人なんですね。
「ワンがいる」とか「ニャーだよ」というと、子供っぽくて
恥ずかしいなと思ってたけど、愛情だからいいんですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
「ウンコ」のことは、「ウン」です。