「ヒット」よりも「ロングセラー」が、強い。
(中島みゆきさん)
親愛なる君に

日本テレビの『速報!歌の大辞テン』を、いつも見ています。
今のベストテンの歌と、昔のある年の年間ベストテンの歌が流れるのですが、
やっぱり、中島みゆきさんは、さすが。
『地上の星』は、さすが。
いったいいつまでベストテンに入り続けるのか、ということも、さすが。
でも、それ以上にさすがなのは、
昔のどの年の年間ベストテンを取り上げても、
中島みゆきさんの曲が必ず入っているのです。
これは、藤圭子さんとウタダヒカルが、同一人物だったというのと
同じくらい、さすがなことなのです。
つくづく、「ヒット」と「ロングセラー」の違いを思い知らされます。
中島みゆきさんは、もはや「ヒット」なんて狙っちゃいません。
「ロングセラー」になる曲には、条件があります。

1.実力派であること。
2.言葉が強いこと。
3.ノンフィクションであること。

この3つの条件がそろう時、「神話」になるのです。
僕も「ヒット」よりも「ロングセラー」になる本を書き続けたいと思います。

                        中谷彰宏拝
P.S.
「ヒット」よりも「ロングセラー」なつきあいをしようね。