手紙にすると、ドラマになる。
親愛なる君に

大橋春男さんの『女性から送る手紙の書き方』(婦人生活社)を、
読みました。
サブタイトルに「実例いっぱい早引き事典」とあるように、
実例がたくさん出ています。
この手の本にありがちな、お決まりの定型文集かと思うと、
意外にドキドキするのです。
シチュエーションが、リアルなのです。
いちばん面白いのが、第8章「愛情の手紙」です。
たとえば、「デートの誘いに対する受け入れの手紙」。
デートの誘いも手紙でして、OKの返事も手紙って、新鮮ですね。
その次は、「デートの後で」。
デートのあと、電話でも、メールでもなく、手紙が来たら、僕はうれしいですね。
「プロポーズを受け入れる」
「挙式を前に婚約者に」
「不倫の愛の終わりに」
「子持ちの女性から独身男性に愛を告げる」
「別れた人に」
「別れた夫に復縁を」
ね、実用書というより、ドラマを見るようにドキドキしながら読みました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
考えてみたら、今書いているのも、手紙なんですね。