プロテストは、どんな大会よりも、ハードだ。
(ボウリングプロテスト)
親愛なる君に

ボウリングのプロテストの最終日の応援に行ってきました。
これは、これまで見たどんなトッププロのトーナメントより
緊張する大会でした。
男子の場合、1日15ゲームを4日間。
毎日違うボウリング場で、1ゲームごとにレーン移動して、
アベレージ195をクリアしなければなりません。
それが、まだ1次。
2次では、同じことをもう一度、さらに60ゲーム、クリアしなければなりません。
その精神的なハードさは、並大抵ではありません。
10年以上受け続けて落ちている選手もいるそうです。
1点足りなくて、落ちる選手もいるそうです。
195点に1点足りないのではありません。
195点×60ゲーム=11700点に、1点足りずに落ちるのです。
僕の応援している戸井健太郎さんは、
プレッシャーの中、見事クリア。
同じボックスに入っているある選手は、
わずかに20点足りない11680点で、不合格になりました。
大学受験以来、合否のわかれる現場に立ち会いました。
いつもは厳しいコーチも、たとえイージーミスをしても、
ニッコリ笑って励ましているのが、印象的でした。
応援される側も、緊張。
応援する側も、緊張。
なんともいえない愛情と連帯感を、感じました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
自分の受験の時も、両親はこんな気分だったんだろうね。