オードリー・ヘップバーンと、話した。
(池田昌子さん)
親愛なる君に

オードリー・ヘップバーンと、お話ししたことがあります。
僕は、映画の吹き替え版も、好きです。
最近は、テレビで見る映画も、字幕が増えたけど、
僕の子供の頃は、テレビの映画は、みんな吹き替えで見ました。
アラン・ドロンは、野沢那智さんでなければならないし、
クリント・イーストウッドは、山田康雄さんでなければならないし、
ショーン・コネリーは、若山弦蔵さんでなければならないし、
オードリー・ヘップバーンは、池田昌子さんでなければなりません。
オードリー・ヘップバーンの映画は、ビデオでもほとんど持っていますが、
テレビで録画したビデオも、永久保存版にしてあります。
ビデオ版は字幕だし、
新しいDVD吹き替え版は、昔と違う人がやっていたりするからです。
オードリー・ヘップバーンは好きですが、
池田昌子さんの声も、好きです。
博報堂時代、ナレーションの仕事で、池田昌子さんにお仕事をお願いして、
お会いした時、感激しました。
「声も、年をとったでしょ」と、謙遜しておっしゃいましたが、
ちっとも、変わりませんでした。
まさに、オードリー・ヘップバーンと話したのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
僕も、吹き替えをいつかやりたいと、思います。