心地いい『声』の聞こえる本が、いい。
親愛なる君に

レターを、キーワードで検索すると、
面白いことに気づきます。
「声」で[検索くん]に調べてもらうと、98件ヒットしました。
僕が、かなり「声」にこだわっていることが、わかります。
本を書く時は、「声」が大切です。
本は、字を読んでいるのではなく、「声」を聴いているのです。
音読していなくても、「声」が聞こえているのです。
君は、どんな「声」で、僕の本を読んでいますか?
どんな「声」が、本から聞こえてきますか?
それは、君自身の「声」かもしれません。
それは、僕の「声」かもしれません。
僕の声を、聴いたことがない人は、どんな声で読んでいるんだろう。
心の中の「声」かもしれません。
僕は、「声」の心地いい人が好きです。
本を選ぶ時でも、心地いい「声」の聞こえてくる本が好きです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の「声」も、好きです。