オペラグラスは、熱意の表れだ。
親愛なる君に

ボウリング観戦と予備校の授業の必需品で、
折りたたみ椅子のほかに、もうひとつあります。
それは、オペラグラスです。
スコアが、モニターに表示されるのですが、
この数字が、極めて小さいのです。
「8」なのか「3」なのか「0」なのか、ほとんど読めません。
1ピン勝負の時には、オペラグラスが、活躍します。
テレビの放送席でも、点数を確認する時は、
素朴にオペラグラスを使っているのには、感動しました。
予備校の教室は、大きいので、真ん中より後ろに座ると、
オペラグラスなしには、黒板の字を、書き取ることができません。
大学でも、同じくらいの大きな教室での授業はあるのですが、
大学では、オペラグラスを使ってまでノートを取る学生が、
いなかっただけでした。
つまり、オペラグラスとは、「熱意の表れ」なのです。
君は、オペラグラスで見るような「熱くなれるもの」を、持っていますか。

                        中谷彰宏拝
P.S.
オペラグラスを持って、デートに行こう。