一流選手は、フラッシュ攻撃とサイン攻撃に、負けない。
(中島薫ボウリング全国決勝大会)
親愛なる君に

中島薫さんのボウリング大会の全国大会の決勝に、
大阪に行ってきました。
これは、200人が半年間予選を戦って、
上位10人しか参加できないというハイレベルの試合です。
気合十分で、前日から大阪入りして、まず前夜、
下見をして、当日朝から練習しようとセンターのフロアに行ったら、
早すぎて、まだ電気もついていなくて真っ暗で、出鼻をくじかれました。
ようやく電気がついて、いざ練習をしようとすると、
ファンの方から「写真撮って下さい攻撃」を受けました。
昔は、「カメラ、持ってくればよかった」という人が多かったんだけど、
今は、携帯電話にカメラがついているので、
一人撮ると、全員が並んでくれます。
大阪は、初めての試合だったので、西日本のファンの人が集まってくれました。
「意外に感じ悪いわ」と言われるのも嫌な小心者なので、
ニコニコしながら、100回以上フラッシュを浴びて、目がちらちら。
スパットを見るどころか、気持ちが悪くなったところで、試合開始。
試合が始まっても、「サインしてください攻撃」で、
当日たまたまそのセンターに来日していた
アメリカNo.1プロのパーカー・ボーン三世のサインも、
ついでに僕がサービスでしておきました。
結果は、中盤から追い上げたものの、
出だしが悪すぎて、敗退。
宿泊していたホテルに、「あとで、トロフィーや景品が荷物になるので
宅配便でお願いします」と言ってきたのに、
その必要もなくなった、というより、なんて断ろうか言い訳が思いつかず、
「やっぱり、貴重品なので、自分で持って帰ります」と言おうか……。
結局、着替えのパンツを宅配便で、送りました。
でも、楽しかった。
こんなボウリングの試合は、よそではありません。
きっと、パーカー・ボーンも写真やサインサービスをしているのに、
やっぱりそこが、凄いですね。
今度、目がチラチラしないフラッシュを、ドコモに提案します。

                        中谷彰宏拝
P.S.
来年は、リベンジします。