若造の怖いもの知らずを、年をとっても持ち続けよう。
親愛なる君に

僕の最初の本、『農耕派サラリーマンvs.狩猟派サラリーマン』
が出版されたのは、29歳でした。
ギリギリ20代で、出版デビューをしました。
この本が出るまで、1年間、4回書き直しをさせられました。
結局、いちばん最初に書いた原稿で出されました。
つまり、この本は、28歳で書かれたものでした。
今から思うと、28歳って、エラク若造ですね。
『面達』を書いたのは、29歳。
やっぱり、若造ですね。
『大人の恋の達人』『運を味方にする達人』が、30歳です。
たかだか30歳で、『大人の恋』を書いちゃうって、
冷や汗ものですね。
しかも、『達人』ですからね。
怖いもの知らずの勢いですね。
若造のわりには、いいもの書いてますね。
いくつになっても、「怖いもの知らずの無謀さ」は、
持ち続けたいと思います。
もっと、もっと、「怖いもの知らず」になります。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君も、会った時も年齢不詳だったけど、
これからも、年齢不詳でいてください。