お好み焼き5枚、完食。
(小学生時代の記録)
親愛なる君に

僕が最初に作った記録は、
お好み焼き屋さんでの記録でした。
小学生なのに、5枚のお好み焼きを一気に平らげました。
お店のレコードでした。
もはや、お好み焼きの具がなんだったかは、関係ありませんでした。
僕は、記録を作るために食べたのではありませんでした。
パクパク食べていたら、お店の記録を作っていただけでした。
お店のおばちゃんにほめてもらったのは、
たくさん食べたことでありませんでした。
「おいしいそうに、食べてくれる」ということでした。
そのお好み焼き屋さんに連れてってくれたのは、
うちのスナックの常連さんでした。
僕は、5枚で食べられなくなったのではなく、
もう帰らなければならない時間になってしまったからでした。
今でも、お好み焼き5枚くらいなら、軽く食べることができます。
でも、味にはちょっとうるさいですからね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度、お好み焼きを、焼いてあげよう。