未来にとって「20年」は、「すぐ」だ。
(渋谷再開発)
親愛なる君に

古い建物がなくなるのを寂しがってばかりいたら、
新しい建物を建てることはできません。
ぜひ、新しい建物に期待しましょう。
渋谷の東急文化会館の跡地は、どうなるか。
明治通り沿いに建設中の新しい地下鉄の駅の工事の
資材置き場に、とりあえずなるそうです。
この地下鉄は、僕が学生時代、高田馬場に住んでいた時から
建設中だったので、もう25年くらい建設中です。
当時、「第2山の手線」という通称で呼ばれていました。
資材置き場の役割の後は、どうなるのか聞きました。
一説によると、六本木ヒルズのように、
一軒ではなく、かなり広い地域にわたっての再開発で、
完成は「2024年」とのことでした。
「平成24年」ではなく「2024年」。
その頃には、『マトリックス』のような社会になっていることでしょう。
六本木ヒルズも、19年かかったのですから、仕方ないですね。
街づくりにとって「20年」は、「すぐ」なんですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
僕の子供の頃から「試運転中」だった「リニアモーターカー」も、
がんばってください。