20年前の店がいまだにある高田馬場は、未来都市だ。
親愛なる君に

『出没!アド街ック天国』で、高田馬場が特集になった。
驚いたことは、すっかり変わってしまったことではなくて、
20年以上たってるのに、いまだに変わっていないことだった。
いつつぶれてもおかしくない小さな店が、
いまだに続いているというのが、高田馬場の底力だ。
博報堂時代に住んでいたマンションも、画面に映った。
僕の20代は、高田馬場時代だった。
とにかく天ぷらが巨大な「利根そば」。
料理が熱い「熊ぼっこ」。
高田馬場にしては、おしゃれなかばんにこだわる「レオ・マラカズヤ」。
ユニクロの原点のような「US・VANVAN」が、
場所がちょっと移動して、いまだにあったのにも驚いた。
クローゼットを探せば、
「US・VANVAN」で買った服が、出てくるような気がする。
これだけ変わらない高田馬場は、アトムが住む未来都市なのだ。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度一緒に、高田馬場に行こう。