お香のような音楽や本が、いい。
(城之内ミサさん)
親愛なる君に

城之内ミサさんのピアノ曲CD『語(語り部)』を、聴きました。
SCカセットを開くと、その瞬間、いい香りがしました。
お香の香りでした。
カセットに、お香が入っていました。
火をつけなくても、お香のいい香りが、立ちのぼりました。
曲が流れはじめると、曲そのものが、お香のような旋律でした。
「香り」を「聴く」という表現をしますが、
まさに、香りを聴いているようでした。
CDは、聴きはじめのワンフレーズが勝負です。
1曲目の最初のフレーズから、
一気に引き込まれました。
ライナーノーツを見ると、この1曲目は、日本香堂のCM曲でした。
CM出身者としていえば、
この曲はまさに、お香のイメージを見事に表現していました。
僕も、「お香のような本を、書きたいな」と感じました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今、どんな香りが、しますか?