好きな本をすすめる時は、「読む時期」を気長に待とう。
親愛なる君に

いい本があったら、ぜひ大切な人にすすめてあげてください。
その時、気をつけることは、ムリじいをしないことです。
それは、まだ「読む時期」になっていないだけなのです。
川崎市の山田優子さんからお手紙を頂きました。
「夫が、初めて、中谷サンの本を買ってきて、読んでました」
と書かれていました。
優子さんは、これまで何度かご主人に、すすめていたそうです。
優子さんの偉いところは、そこでムリじいしないで、
「読む時期」をじっと待っていたことです。
「読む時期」でない時に、すすめられるのは、ムダにはなりません。
潜在意識の中に、ちゃんとインプットされるからです。
ご主人は、「この本、面白いよ」と、
逆に、まるで自分で見つけたように、優子さんにすすめたそうです。
これで、いいんですね。
お二人の仲の良さが、この本に関するやり取りで、伝わってきますね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の「読む時期」も、ずっと待ってたよ。