おやつのお土産が、旅人の愛情。
(ピロシキ)
親愛なる君に

僕は、子供の頃から、出かけて行った時には、
家族にお土産のおやつを買ってくる習慣がありました。
父親が、いつもそうしていたので、そうするものだと
習慣が、遺伝したのです。
父親の買ってくるおやつのお土産が、楽しみだったからです。
お土産には、定番がありました。
「ココに行く時は、コレ」という定番お土産です。
そのひとつが、高島屋の地下食品売り場の「ピロシキ」でした。
僕の子供の頃は、大阪のテレビで
「ピロシキ」のコマーシャルをしていた記憶があります。
今では、「ピロシキ」は、パン屋さんでも買えるようになりましたが、
家で作ることもできなくて、近所で売ってないものなので、
「ピロシキ」は、まるでロシア旅行のお土産のような感覚でした。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度、君にピロシキを買って行くね。