クレジットタイトルをじっくり読めば、隠れキャラが見つかる。
親愛なる君に

映画を観る面白さは、「あっ、こんな人が出ている」
という隠れキャラを発見することだ。
『踊る大捜査線 THE MOVIE2』を観ました。
小劇場出身の隠れキャラが、大勢出ていて、ワクワクしました。
池田成志さん、三上市朗さん、八十田勇一さん、三宅弘毅さんなど。
大きなセリフもないんだけど、
きっと画面に出ない役作りをしているのが、ありありとわかります。
このキャスティングだけでも、凝っているのがわかります。
パンフレットにも、キャスト全員の名前が出ていないのです。
クレジットタイトルで確認するしかないんですね。
だから、クレジットタイトルが流れ始めたからといって、
席を立ってはいけないのです。
クレジットタイトルをじっくり読めば、
「えっ、どこに出てたの?」と、「やっぱり、あの人だ」という人に、
必ず出会えるはずです。
それが、映画をより面白く見る方法です。
観客を甘やかさないパンフレットも、凄いですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
「えっ、そんな人、どこに出てたの?」と、
君を驚かせるのも、好きです。