「読んでいる」は「呼んでいる」なのだ。
親愛なる君に

いつも行っているおいしいうどん屋さんに、予約なしで行きました。
扉をガラガラと開けるなり、お店の人が、
「あっ」と、驚いた顔をしました。
もう、何度も行っているよく知っているお店なので、
驚かれることはないのに、不思議だなと一瞬、感じました。
あとから、その理由がわかりました。
「ちょうど、昨日、中谷さんの本を読んでいたところだったので、
まるで見られていたようで、驚きました」
とのことでした。
僕が、そのお店に行こうと思ったのも、急にでした。
それが、お世辞ではないことが、驚きの表情でわかりました。
実は、こういうことは、初めてではありません。
同じ日に、3度、そういうことがありました。
「読んでいる」は、「呼んでいる」なのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君にメールしようとすると、必ず、君からメールが来るね。