楽しそうにできるには、地道な練習がいる。
(太田彩乃さん『東京メッツ』)
親愛なる君に

太田彩乃ちゃんが出ている
東京メッツのミュージカル『美女と野球』(中村龍史さん演出)を観てきました。
懐かしの「ウエディング・ベル」がミュージカルであることを、
再発見させられました。
彩乃ちゃんは、実に「楽しそうな笑顔」で踊っていました。
自分でもダンスを踊ってみて、
改めて、ダンスは「楽しそうな笑顔」が勝負なんだなとわかりました。
踊る側と観る側の両方に立ってみないと、わからないんですね。
ふだん観ているだけだと、ただ笑って踊っているという風にしか見えなくても、
「楽しそうに踊る」って、いちばん難しいことなんですね。
ただ楽しそうに踊ろうとしたら、ステップを間違えてしまうのです。
楽しそうに踊っているのに、ステップを間違えないためには、
ステップが体に染み込むまでのトレーニングが必要なのです。
ただ、ステップを覚えるだけでもダメなのです。
「楽しそうな笑顔」が、自然に出るくらいになるまで、
練習をしなければならないのです。
これは、ダンスに限ったことではありませんね。
趣味でも、仕事でも、「楽しそうにできる」って、
凄い練習のたまものなんですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
それを踏まえて、ミュージカルを一緒に観に行こう。