呼び方に、思い入れが感じられる。
親愛なる君に

本を読んでくださった方からのお手紙を読んでいると、
実に、いろんな呼び方をしてくださっていることがわかります。
一般的には、〈中谷さん〉。
丁寧な方は、〈先生〉〈中谷先生〉。
恋人っぽく、〈彰宏さん〉。
呼び捨てで、〈彰宏〉なんていうのも、嫌ではないです。
大人っぽく、〈あなた〉。
かわいく、〈あきりん〉〈あきぴー〉〈あっきー〉。
漫才師っぽく、〈兄さん〉。
職人っぽく、〈師匠〉。
幼なじみっぽく、〈中谷君〉。
どんな呼び方でも、決して嫌ではありません。
どんな呼び方でも、返事してしまいます。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の呼びたい呼び方で、呼んでください。