僕の本の中の話は、すべて僕自身の体験。
(僕の参考資料)
親愛なる君に

「中谷さんの本に書かれていることは、実話ですか?」
と、聞かれます。
「実話」というより、むしろ「僕自身の体験」です。
僕は、いちいち資料を調べて書いていません。
参考資料は、僕自身なのです。
その分、速く書けるのです。
だから、ネタがなくならないのです。
「根拠は?」と、聞かれたら、僕が実際に体験したことだから、
これほど確かな根拠はありません。
すると、さらにこう聞かれます。
「あんなことも、体験ですか?」
「あんなこと」とは、「まさか、あれは作りでしょう」というようなことです。
でも、「まさか」という話ほど、僕の場合、体験です。
リアルを超えたスーパーリアルなのです。
そう説明すると、「だから、妙な説得力があるんですね」
と、納得してもらえます。
本に書かれていることが、僕自身の実体験であることを
いちばん知っているのは、一緒に体験した人です。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君と体験したことも、たくさん出ています。
これからも、たくさん出てきます。