ピノキオって、『松っちゃん』っていう意味だった。
(『ピノッキオ』)
親愛なる君に

ロベルト・ベニーニの『ピノッキオ』を観ました。
改めて、ピノキオって、こんなストーリーだったんだということを、
思い出しました。
「ピノキオってどんなお話か説明して」と言われたら、
出てくるキャラクターは思い出せるのに、
なかなか話すのは、難しい。
映画を観ながら、「そうそう、こんなお話」と
記憶喪失から記憶を取り戻してく懐かしさを感じました。
家には、ディズニー版ピノキオの絵本がありました。
コオロギのおじさん、クジラ、ロバの耳という絵だけが残って、
ストーリーは、記憶の底に沈んでいたのでした。
タイムカプセルを開けたような感激でした。
ダウンタウンの松っちゃんは、
「子供のはずのピノキオが、おっさんなんて、コントやんか」と笑ってました。
「ピノキオ」ではなくて「ピノッキオ」というところが、
「ピザ」じゃなくて「ピッツァ」みたいでいいね。
冒頭、ピノキオの材料になる木が飛び跳ねるシーンが斬新。
これは、松の木です。
ピノキオは、イタズラな松の木から作られたのです。
pino というイタリア語は、英語では pine。
ピノキオとは、イタリア語で、「松っちゃん」という意味なのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
ディズニーのピノキオを一緒に見直そう。