新鮮な質問をされると、新鮮な気持ちになる。
親愛なる君に

新鮮な質問をされると、うれしくなります。

「中谷さんって、月に1冊くらいの凄いペースで、本書いてますよね!」
「ええ、まあ……」
「月に6冊ぺース」と言えなくなります。

「中谷さんって、100冊くらい書いてますよね!」
これも「570冊」とは言えません。

「早く、次の本を書いてください」
5日に1冊新刊が出ているんだけど、がんばります。

「中谷さんって、どんなお仕事をされてるんですか?」
「本とか、書いています」
「ライターさんですか。へえー、どんなジャンルですか?」
「いろいろです」
「ライターって、いろいろ書かないといけないんですよね」

「中谷さんって、昔、本、書いてましたよね」
「はあ」
「私、本が好きで、いつも本屋さんに行くんですが」
「はあ」

「中谷さん、恋愛の本とか、書かれるといいのに。
今度ぜひ、書いて下さい」
「はい、がんばります」
これは、就職の本とか、サービスの本とかに、その都度、変わります。

新鮮です。

                        中谷彰宏拝
P.S.
そんな質問をされるたびに、ハラハラしている君が好きです。