本棚にある同じ本で、2人の部屋は行ったり来たりできる。
親愛なる君に

「中谷さんと同じ日に、同じ本を読んでいることがわかって、驚きました」
というお手紙をいただきました。
この方は、僕の[読書日記]を見て、自分が読んだ同じ本を見つけて、
しかも、同じ日付であることに気づいてくれたのです。
同じ本を読むというのは、奇遇です。
しかも、同じ日に読むというのは、さらに奇遇です。
これは、タダの偶然ではなく、何かの縁があって、
同じメッセージを、神様から受け取っているに違いありません。
知り合いの本棚を見るとドキドキするのは、
自分の本棚と同じ本があるのではないかと、
ドキドキするからです。
2人の本棚に同じ本があるということは、
2人の本棚が、その同じ本が「どこでもドア」になって、
つながっているのです。
同じ本を通して、僕は君の部屋に行くことができて、
君は僕の部屋に入ってくることができるのです。
[読書日記]で、同じ本を読んでいないか、探してみてください。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度、君の部屋の本棚を見せてください。
僕の本棚にも、遊びにきてください。