最後まで、見捨てないことから、信頼が生まれる。

親愛なる君に

一緒にいると、いつのまにか、信頼関係が生まれてきます。
本を通して、作家と読者の間にある信頼関係って、
かなり大きいものですね。
〈中谷さんの本は、読み手を最後まで見捨てないで、
信じてくれているような感じが伝わってきます〉
というお手紙を、飯田道子さんからいただきました。
僕のほうこそ、書き手を最後まで見捨てないで、
信じてくれているような感じが伝わってきます。
読んでいる時間は、3時間くらいかもしれないけど、
そのあと、思い出す時間や、
知らないうちに考えている時間を含めると、
24時間、一緒にいるのと同じです。
それは、信頼関係が生まれてきますね。
どんなに厳しいことを言っても、
〈最後まで、見捨てない〉ということって、大切ですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
読まれることで、ますます好きになったよ。