勝負は、管理能力の差で決まる。
(アイバンクマラソン)
親愛なる君に

年に1回の身体測定と言いながら、
やっぱり勝負には勝たなければなりません。
今年の作戦は、4つ。

1.筋肉痛管理。
3日前に試走して、その日から、早速ふくらはぎに筋肉痛。
翌日、痛みは、下肢、太ももとも、外側に移動。
翌々日、痛みは、足の前面に移動。
そして、当日、痛みなく、超回復。
痛くなることが、大切なのです。
ここでは、ハリの先生とスタッフの皆さんのお世話になりました。

2.ラップタイム管理。
昨年は、1キロごとのラップを基準に走りましたが、
今年は、それをさらに細かく、500メートルごとにラップを割り出した。
年に1回しか使わないデジタル時計の使い方を思い出すのが、
大変でした。

3.走り方管理。
これは、すでに僕のいろんな本で書いていることを、実践。
僕が走るのをきいて、ランニングのコーチをしている人が、
秘密のマニュアルファイルを、送ってくださりました。
これが、参考になりました。
なにごとにも、ブレーンは、ありがたいものです。

4.テンション管理。
開会式から、スタートまでの時間が意外に長い。
あまりに早くテンションを上げすぎると、本番で疲れてしまう。
スタートではなく、ゴールでテンションのピークがくるぐらいにする。
僕は、スタート直前まで、ウインドブレーカーをわざと脱がないようにしてました。
予定外だったのは、ストレッチをする予定の時間が、
ファンの人のサインと写真でなくなってしまったことでした。
坪田先生は、かなり早くから、ゴキゲン状態でした。
これが、坪田先生のいいところでもあります。

さて、いよいよ、スタート。

                        中谷彰宏拝
P.S.
毎年、坪田先生との作戦の反省会が、楽しい。
特に、勝った年は、なお楽しい。