僕は、11歳の時に、2003年に来ていた。
(3D立体映画)
親愛なる君に

IMAXシアターで、3D立体映画を、2日続けて観ました。
『向井千秋のSOSプラネット』と『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』です

膝の上に地球が載ると、つい触りたくなって、手を伸ばしてしまいます。
波の立体感にも、酔いそうになったくらいです。
3Dの凄さに圧倒されながら、
僕は懐かしい感慨にひたっていました。
立体メガネは、ずいぶんおしゃれになったけど、
原理的には、1970年の大阪万博で初公開されたのと、まったく同じです。
万博の翌年に、カナダに世界初の常設3D館ができました。
33年前に、11歳の僕は、すでに凄いものを観ていたのだと、
あらためて驚かされました。
タイタニックのドキュメンタリーも、面白かった。
ドキュメンタリーの凄さと、ドキュメンタリーとは思えない凄さ。
92年前の実際の事故。
33年前の僕が体験した3D。
6年前の『タイタニック』の映画。
そして、今。
時間が、行ったり来たりしました。
11歳の僕に、出会った気がしました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
タイムマシンがあったら、君を1970年の大阪万博に連れて行きたい。