本も恋人も、長くつきあえるのがいい。
(中毒)
親愛なる君に

〈中谷本ばかり読んでて、大丈夫かなと思いながら、
たまに、他の人の本を読むと、つまんなくて損をした気分になって、
この時間で、中谷本なら2冊は読めたな、と思います〉

こんなお手紙を、いただきました。
この方は、かなり本を読み込む力のある人です。
つまらない本を3冊読むより、
面白い本を、3回読み直したい。
この本が面白いかを、
いかに早く感じ取る感受性をつけるかが大切ですね。
そのためには、たまには、ハズレの本を読むことも意味があります。
ハズレの本が意味がないのではなくて、
自分の波長に合わなかっただけなのです。
〈中谷文学に、出合いました〉とお手紙をいただきました。
本も、恋人も、長くつきあえるのが、いいですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
「中(谷中)毒」に、もっとしたいです。
僕が、読まれる中毒になっていますから。