空き地に行くと、友達に会えた。
親愛なる君に

「中谷本を読んでいる人と、仲良くなりました」
「初めて会った人なのに、中谷本で盛り上がってしまいました」
というお手紙を、いただきます。
本は、それ自体が、広場なんですね。
僕は、読んだ人が出会える広場を作っているのです。
子供の頃、友達と会う約束なんて、あまりしなかったですね。
だいたいの場所は言っても、時間なんてアバウトでね。
空き地に行くと、約束していなくても、
誰か友達が来ていて、一緒に遊ぶことができました。
子供の頃には、合コンもなければ、パーティもなかった。
でも、知らない子と友達になることができた。
不思議ですね。
子供の頃あった空き地は、最近なくなったけど、
僕の本は、子供の頃の空き地でありたいと思います。

                        彰宏より。
P.S.
空き地で、待ってるね。