裏キャラを出すほうが、演技は面白い。
(家庭内暴力夫)
親愛なる君に

『赤かぶ検事15』(土曜ワイド劇場)が、12月6日テレビ朝日系で、
いよいよ放送になります。
僕のみどころは、家庭内暴力夫ぶりです。
これまで僕は、4つでした。

1.優しい男。
2.異常に優しすぎる殺人者。
3.インテリヤクザ。
4.知能犯。

今回のように、ぶちきれる夫の役は、初めてでした。
冒頭のシーンから、炸裂してます。
監督曰く、「中谷さんみたいな人がキレるから、怖いんですよね」
僕も、怖かった。
張り倒す相手の奥さん役は、有森也実さん。
有森さんの潤んだ瞳で見つめられ、謝られると、
思わず殴ってしまいそうになります。(やばい)
殴るシーンは、座頭市の殺陣師の二箇本さんがつけていますから、
気合が入ってます。
お父さん役で、心臓の弱い河原崎建三さんまで、殴ります。
子供まで、蹴り飛ばします。
カットがかかったあとも、子供は、僕をにらんでいました。
河原崎さんが、「『鬼畜』みたいに、見てるよ」と笑っていました。
自分で見るのも、ちょっと怖いです。
はまり役になって、どんどんこういう役がきたら……絶対、やりますよ。
こういう裏キャラの芝居も、大好きです。

                        彰宏より。
P.S.
見ても、嫌いにならないでね。
悪役をすると、優しくなるからね。