書き終わる頃に、もっと書きたくなる。
(年賀状)
親愛なる君に

年賀状を、筆で書いています。
400枚書いたのですが、
最初の50枚くらいを書いたところで、次の日に。
その日の夜、原稿を書きながら、別の言葉を、思いつきました。
それで、次の日から書いた分は、別の言葉になりました。
だから、来年2004年の年賀状は、2パターンあります。
こういうのも、面白いですね。
もらった人は、もちろん、わかりません。
僕は、年賀状を、習字のお稽古のつもりで書いています。
だから、結構、気合が入っています。
だいたい書き終わる頃に、筆が慣れて、いい字になってきます。
字が上手くなるのではありません。
言葉の思いと、字の形が一致してくるのです。
最初は、「こんなに書かないといけないのかな」と思って
書き始めるのに、書き終わる頃には、
「せっかく、いい字になってきたのに、もっと書きたい」
という気持ちになります。

                        彰宏より。
P.S.
君の分を書く時は、ちょっと緊張するので、力が入りすぎてるかもね。