成功する人は、奥様が素晴らしい。
(和田一夫・貴美子ご夫妻)
親愛なる君に

和田一夫さんが、奥様と一緒に、わざわざ表参道の秘書室に来られました。
テレビでは拝見していましたが、奥様にお会いするのは、初めてでした。
和田さんの渾身の人生は、
さすがこの奥様の後方支援があってのことだったんだなと、
あらためて和田さんと奥様に、感服しました。
『和田一夫さんに「元気な人生」を教えてもらう』(中経出版)の巻頭に、
奥様のエピソードを僕は紹介しました。
大富豪から、死ぬしかないというピンチにまで追い込まれた男に、
妻が笑って言う。
「私は小さな八百屋にお嫁に来たんですから、
またあの小さな八百屋から、始めればいいじゃないですか」
結婚50年。
和田さんは、初めて奥様のわがままを聞いたそうです。
成功しても、必死に生きてきた人生の中で、
2人にそんな余裕はありませんでした。
「沖縄に行ってみたい」
大富豪も経験した奥様にとって最大の幸せは、沖縄に行くことよりも、
ご主人が、スケジュールを奥様に合わせてくれることでした。
表参道に寄られたのは、沖縄の帰りでした。
和田さんは、また新たなプロジェクトの話を、
エネルギッシュに語ってくださいました。
新婚夫婦のような爽やかさを感じました。

                        彰宏より。
P.S.
翌日、奥様からお礼のメールが届きました。
その時、初めて、奥様の名前を知りました。
それは、僕の母親と字まで同じ名前でした。