ボウリング場で、クラシックと出合う。
(平原綾香さん)
親愛なる君に

僕が新しい曲と出合うのは、
ラジオでも、テレビでも、ありません。
ボウリング場です。
ボウリング場は、コーラの自動販売機と
ジュークボックスと、相場が決まっていました。
試合中は、音楽は流れていませんが、
練習中は、流れています。
練習中でも、集中しているんだけど、
集中している時に、まるで、ハリのようにふっと心の奥深いところに、
音楽が入り込んでくる気がします。
最近、しみ込んできたのは、平原綾香さんの『ジュピター』です。
クラシックで好きな曲ベストテンに入るのが、ホルストの『惑星』。
その中でも、「木星」は、最も好きな曲です。
ホテルのプレジデンシャルスイートで、流して聴くと、ピッタリなのです。
これが、練習にも、またぴったりなのです。
まさか、この曲に、日本語の歌詞がつくとは思いませんでした。
しかも、歌っているのが、19歳の新人。
凄い人が、次から次へと、出てきます。
ボウリング場は、僕のリスニングルームでもあります。

                        彰宏より。
P.S.
ボウリング場に、音楽を聴きに行こう。