恋って、きっとむにゅっと何かを踏んだ時のような感じだね。
(ヨシタケシンスケさん)
親愛なる君に

凄くかわいい本を、見つけました。
『しかもフタが無い』(ヨシタケシンスケ著/パルコ)

〈缶づめとは、まるでパイナップルの為にあるようなものだ。〉

このひと言が、広告に出ていて、迷わず買いました。
パイナップルと、缶詰は、どうしてあんなにサイズがピッタリはまるんだろう。
怪しい。
缶詰を発明した人は、きっとパイナップル好きに違いない。
モモだと、ちょっとずれるからね。

〈ありそうでない意外なとりあわせ 「満面の笑顔」と「ハミガキ」〉

〈おまえの家の冷蔵庫を開けっぱなしにしてやる!〉

お笑いのようでもあり、ポエムのようでもあります。
絵が、抜群にいい。
僕がいちばん好きなのは、むにゅっと何かを踏んだ時に
「あれっ?」って体をひねって足の裏を見る時のたたずまい。
あの時って、不思議なかっこしてるんだよね。
本、読みながら、自分でもやってみた。
そんな本が、好きです。

                        彰宏より。
P.S.
良かった、君と笑いのツボが同じで。