ジャンケンの掛け声の歴史は、その人の成長物語。
親愛なる君に

ジャンケンのチョキを「チー」というのも、
全国共通だと思っていたら、関西地方特有だそうです。
ジャンケンは、全国にあるけど、
掛け声やリズムは、微妙に違います。
「ジャンケン・ポイ」
「ジャンケン・ポン」
「ジャイケン・ポン」
「ジャッシン・ホイ」
「インジャン・ホイ」
中学に入って、隣の小学校出身の友達と違うことを発見しました。
5つの小学校から集まった中学だったので、
ジャンケンの掛け声のルール統一が行われました。
高校に入っても、また変わりました。
あいこの時の掛け声も変わります。
「あいこで」がなしで、そのまま「ポイ…ポイ…」「ショ…ショ…」。
「あいこで、ショ。あいこで、ショ」と、「あいこで」という言葉が入る。
「ホーホーホイ」と、まるで広東語っぽいところもあります。
転校生はタイミングが違うので、「後出し負け」とか「反則」とされていました。
大学から東京に来て変わり、就職してからも変わりました。
地域によっても違うし、時代によっても、変わります。
「最初はグー」なんていうのは、社会人になってから出てきました。
ジャンケンの掛け声の歴史は、その人の成長物語でもあります。

                        彰宏より。
P.S.
君は、なんて言うの?