関西弁と気づかない関西弁がある。
親愛なる君に

本の中に、知らないうちに関西弁を書いていることがあります。
本は、わざと書く場合以外は、標準語で書いているつもりなんだけど、
関西弁とわかっている関西弁と、
関西弁とわからない関西弁があります。
もともとは、関西弁だったけど、いつのまにか全国で使うようになったので、
関西弁だと、気づかないのです。
たとえば、
「ヘビは熱でモノを見ます。人間も、一緒です」
この「一緒」は、
withではなくて、sameという意味です。
話し言葉では、僕は、同じという意味で、「一緒」を使いますが、
これは、辞書によると、もともと関西弁だそうです。
きっと、ほかにも、文章の中で、みんなに通じてない言葉を
書いてしまっているかもしれませんね。
まあ、それも、楽しいことですね。

                        彰宏より。
P.S.
わからない言葉も、わかったふりで、うなずいて笑っている君も、好きです。