「名誉の負傷」は、痛くない。
親愛なる君に

腰を痛めている話をすると、
「名誉の負傷ですね」と言われました。
懐かしい言葉を聞きました。
子供の頃、ケガをすると、
必ず母親が、「名誉の負傷」と言ってました。
「名誉の負傷」って、
本当は、戦争などでがんばってしたことによるケガです。
子供には、そんな大それたことはもともとありません。
たいてい、遊んでる時にしてしまった、
自分の不注意によるちっちゃなケガなんだけど、
すべて「名誉の負傷」と言われていました。
そう言われると、勇気づけられました。
「名誉の負傷」で大切なことは、
痛がってはいけないということです。
すべてのケガは、「名誉の負傷」なのですね。

                        彰宏より。
P.S.
君が名誉の負傷をした時は、優しくするね。
いつもだけど。